関西トランペット協会行事報告
ウヴェ・コミシュケ マスタークラス&ミニコンサート

ウヴェ・コミシュケ マスタークラス&ミニコンサート
2011年4月11日(月)伊丹アイフォニック小ホール
公開レッスンでは、四人の受講生が緊張しながらも、取り組んでいる曲の解釈や弱点へのアプローチの仕方などを積極的に質問し、コミシュケ氏もジェスチャーを交えながら、わかりやすく説明していました。
最初の受講生は上田 芽衣さん。 ベーメ作曲のトランペット協奏曲第一楽章をトップバッターというプレッシャーの中、綺麗な音色で堂々と演奏して下さいました。レッスンでは、インターバルや強弱、アンブシュアの筋肉トレーニングなどを学びました。
続いて、オネゲル作曲イントラーダをパワフルな音と柔らかな音のコントラストで見事に吹いた内平 健さん。 低音域での安定感や確実なインターバルの方法などを学びました。
三番目は、中村 俊介さん。 曲ではなく、コリンやクラークのエチュードを用いて、自分の基礎を確実にするレッスンを受けました。 リップスラーの時の舌の位置や、タンギング時の舌の動かし方など、普段あまり気にしないような細かい部分を学びました。
最後はアルチュニアン作曲トランペット協奏曲を煌びやかかつパワフルに演奏して下さいました金井 晶子さん。 冒頭のカデンツァのようなファンファーレや、アレグロの強弱、さらにゆったりとした場所への音色の変化などコミシュケ氏の音楽を一度にたくさん学びました。
休憩を挟み、19時からは、コミシュケ氏によるマスタークラス。 今回は、彼が今まで培ってきた経験に基づいた基礎練習の仕方がメインテーマでした。 2人の受講生をモデルにしながら、タンギングや筋肉トレーニング、意識改革など、自分の体がどの様に機能しているかを楽器を通して知るためのプログラムでした。 どのプログラムも体にかかる負担は相当なものでしたが、そのことから、いつも「楽に」ではなく、いつも「厳しく」ではなく、両方のバランスがとても大事だということを見事に伝えていました。 そして最後にコミシュケ氏のミニコンサートがあり、エワイゼン作曲のトランペットソナタを確実なテクニックと柔らかくも迫力のある音色で見事に演奏し、今日を締めくくりました。 最後に、このマスタークラス開講のために尽力してくださった全ての方々、そしてきてくださった皆様に感謝の意を表したいと思います。
ありがとうございました。
(No.00174 赤堀 裕之史)